モデルの全体像

モデルの全体像

IAM|Integration Axis Model は、
人の内側で起きている変化を、ひとつの性格やタイプだけで説明するのではなく、
複数の層から立体的に理解するためのモデルです。

人は、いつも同じ状態で反応しているわけではありません。

安全の感覚がある時。
警戒している時。
役割に適応している時。
本音を抑えている時。
自分の内側を観察できている時。
より統合された状態から選び直せる時。

同じ人でも、状態が変われば、見える世界も、選ぶ行動も、他者との関わり方も変わります。

IAMでは、その変化を「状態遷移」として捉えながら、
その人の動きの方向、現在の状態、関係性の中での位置、
身につけてきた反応などを、複数の観点から見ていきます。

IAMが見る5つの観点

1.基本ドライブ

人が何に向かって動きやすいのか。
何に反応しやすいのか。
どんな動きの方向性を持っているのかを見る層です。

IAMでは、主に4つの基本ドライブを扱います。

推進・親和・安定・察知

これらは、単なる性格分類ではなく、その人の行動や反応の背後にある力の向きを見るための軸です。

2. ステート

ステートとは、その人が今どの状態にいるのかを示す層です。

人は、防衛している時と、安心している時では、まったく違う反応をします。

同じ人でも、ある場面では冷静に考えられるのに、
別の場面では過剰に引き受けたり、閉じたり、攻撃的になったりすることがあります。

IAMでは、その違いを「性格」や「個性」の問題として固定せず、
今どのステートに移行しているのかとして見ていきます。

3. ポジション

人は、単体で反応しているだけではありません。

家族、職場、チーム、親子、パートナーシップ。
その関係性の中で、どんな位置に置かれているかによって、出てくる反応は変わります。

引き受けすぎる人。
見えないところで場を支える人。
責任を背負いやすい位置にいる人。
逆に、責任から離れようとする人。

IAMでは、その人自身の傾向だけでなく、関係性の中で担っているポジションも見ていきます。

4. シャドーと生存戦略

人の反応には、その人なりの理由があります。

避けたくなること。
過剰に反応すること。
繰り返してしまうパターン。

一見すると短所や問題のように見える反応も、
その人がこれまでの環境や関係性の中で身につけてきた、
自分を守るための方法であることがあります。

IAMでは、そうした反応を単に「直すべきもの」として扱うのではなく、
その背景にあるシャドーや生存戦略も含めて見ていきます。


5. ギフトとタレント

人が身につけてきた反応や特性は、問題として現れるだけではありません。

自分の反応を理解し、
より扱えるようになっていくことで、
それまで負荷として現れていたものが、
その人固有の力として発揮されることがあります。

IAMでは、隠れていた可能性を「ギフト」、
経験の中で培われ、扱えるようになった力を「タレント」として見ていきます。

何をなくすかだけではなく、
その人が持っている力を、どう生かしていけるか。

そこまでを含めて、その人の変化を見ていきます。


ひとつの要素だけでは、人は説明できない

同じ基本ドライブを持っていても、
ステートが違えば、反応の現れ方は変わります。

同じ人でも、関係性の中で置かれるポジションが変われば、
担う役割や感じる負荷も変わります。

IAMでは、どれかひとつの要素だけで
「この人はこういう人」と決めるのではなく、
複数の観点を重ねながら、
その人に今何が起きているのかを見ていきます。

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